夕暮れ図書館(詩)

夜間飛行
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空に焦がれた夢はきっと月の雫 
眩しく落ちる夜に貨物列車乗り込み     
歌う星屑のメロディ口笛合わせ
遥かずっと遠い地平線の彼方へ                         
                         
全てを信じ過ぎる君の胸は
今もまだ痛み感じてるのか               
疑い過ぎる僕の心は今はもう 
君にはもう遠すぎるか  
                                               
それでも乾いた風が吹いて
星々の煌く夜には
時々また飛べるような気持ちになるよ                                                     悲しみなど泡立つ青い
ソーダ水の中に溶けて 
まるで何も知らずに済んで 
何も知らずに済んだみたいに                   
                         
終わらない太陽に向かいひまわりの中 
揺れる君はとても眩しくてきれいで      
僕はいつだってそこに行けた 
まるで夢が永遠に終わらない気がして         

深遠の闇の底で光を
見続ける瞳を持つならば 
またその手を結ぶ事ができるかな
二度と離れぬ血の誓い交し 
燃え上がる夕陽の中で

裏切り欺き続けた果てに
虚ろな目が見たのは
失われた色彩の広がる無感情な荒野
その場所に昇るべき新しい太陽を探して
まるで何も諦めきれず
さまよい続ける鳥のように

それでも乾いた風が吹いて
星々の煌く夜には
時々まだ飛べるような気持ちになるよ
悲しみなど泡立つ青い
ソーダ水の中に溶けて
まるで何も知らずに済んで 
何も知らずに済んだみたいに


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