夕暮れ図書館(詩)

ハツカネズミと星空のメロディー
1/1ページ目

親友だった白いネズミが死んだ朝から
全ては静かに狂い始めていたんだ
俺のレインコートのボタンを留めた
女の優しい眼差し
でも彼女はもう死んだから ない

ない

運命は残酷に全てを奪って行く
引き裂かれる悲鳴に耳も貸さずに
いつかまた会えるかな?
あの優しい気持に
本当は知ってるんだ
それはないことを

ああ シベリアの海のように
冷たい心があれば
どんな酷いことが起こっても
平気で笑ってられるのか
そう言って唾を吐き俯いた
虚ろな瞳の少年を
強く抱き締めようとした少女の勇気を
北風が無惨に挫いた夜に

星空のメロディーが今日はよく響いてるよ
人々の醜さなんて嘘だというように
初めから世界なんてとっくに狂ってたんだ
別に今始まったことじゃないさ

アルゴルが変わったらその時が合図だ
目を開くんだ怖くない右手を伸ばして
哀しみも憎しみも本当はどうだっていいんだ
ただ少し君のこと愛してるだけさ

[指定ページを開く]

章一覧へ

<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ