会長日記
話は遡る一週間前の3月8日。。
その日は、さのさかイベント。
当初はチームから4名程で参戦予定だったが僕の都合でダメになったわけ。
それならと、ノンとね、田沢で様々なポイント決めをやろうか?と、なったわけ。

パウパウのコンディションでさ、気分も絶好調でキッカー入って確認したり、バニホのポイント決めたり遊びつつも下調べしたり、スキー場の営業課に挨拶いったり、告知ポスター貼ったりしてたわけよ。

で。。。。

午後3時くらいに事件は起きた。。

まあ、内容は省くけどね、、、呼吸困難になってチアノーゼ状態。。
ヤバイ位の吐き気と寒気に襲われてコリャ救急行きかな?って内心は思ったわ。

何とかロッジまで降りて寝てて、帰りに癌を治すとも言われる田沢の温泉にジックリ浸かり寒気は収まった。しかし、異の?内臓の不快感は止まらない。

んで、アホな僕はその夜に秋田の繁華街にアルコール消毒しにノンと出た。

飲むとヤバイかな?思った。

いきなり、熱燗を行った。


うむ。

イケル!!

どうやら平気なようだ♪


しかし、、すすまない。
いつもなら平気で二合、三合、四合と空けるのに一合で終わる。

今思えば、全身打撲状態で異に内臓に不快感があるのにアルコール消毒をしに繁華街へ出てる僕はホントにアホだったよね。

次の日。

全身が動かないわけよ。

でも、所用もあり休んでるわけにはいかない。
夜にはエントリー表やら、様々な文章の作成。

火曜日。

打撲系の痛みが引いてきたが異の不快感は治まらない。
さらに、深く深呼吸をするとアバラがビキッ!っと痛いことに他の痛みが引いて初めて気づいた。

こりゃ、イッテルな・・・

不快感や痛みを堪えて医者に行った水曜日。

触診や色々検査してレントゲンをとってドクターの回答。

「肋骨にヒビが入ってますね、それから内臓の位置関係がおかしいですね・・」

ええっ!?

ヒビは予想してたけど内臓の位置関係って???

ドクターは答えてくれた。

腸ねん転(腸が絡まる事らしい)では無いけれど十二指腸が異を押し上げてしまってるみたいな状態だとか。。

だから異に物凄い不快感があるとの事。。

お酒は不快感が抜けるまでダメね!
キツク言われた。。。
それから、ヒビにも良いとは言えないので控えてください。

おお、なんてこった。。

アルコール消毒した僕はなにしてたんだ?みたいな感じなわけよ。

しかし、三日後に待ち受ける前夜祭。
この前夜祭に僕が出ないわけには行かない。
まして、ウーロンやジュースでその場を濁すわけには行かない。

秋田は酒王国よ!と豪語しておきながら、僕が飲まないわけにはいかない。

ましてや、ナベッキーやてっちゃん達が、わざわざ遠路来てくれるのに僕が出ないわけには行かないし、何より僕も彼らと酒を酌むのを楽しみにしてた。

僕は思ったわけよ。

「心頭滅却すれば火もまた涼し」

今思えば何を考えてたんだろ?大人しくしてろよ!って思うけど、
それほど僕も楽しみにしてた。


マキマキやノンには当日大丈夫なんですか?と不安げに言われてたので
僕は笑いながら、
「ちょいと肋骨にヒビ入ってただけだから平気平気」
と心配をかけないように顔で笑っていた。


しかし、痛みは座ってるだけで辛くなっていた。
仰向けに寝てるか、右肩を下げて立っているのが一番楽な姿勢。

薬が嫌いな僕だけど、痛み止めのバッファリンが僕の唯一の助けだった。

バッファリンってこんなに効くのかよ?って初めてしった。



3月14日

前日の夜に白馬組が各場所からの出発したとの情報を得た頃
僕は悪天候を考えて全ての資料をせっせとラミネート加工したり
バニホのクラス分けしたり朝5時くらいまでやっていた。
天気の状況は最悪チック。。朝6時に僕は近所の神社に柄にも無く
神頼みに行った。雨風の中で鈴を鳴らし両手を合わせた。

「どうか晴れますように」
「どうか無事に成功しますように」

普段はさ、神なんて信じねえよ、
なんてほざいて居るのにね
こんな時だけ都合いいよね僕は。

でもね、やっぱり成功の鍵を握るのは天気だからね
精一杯祈ってみたよ。

でも、

祈りと裏腹に横殴りの雨が僕に激しく降り注いでいた。

11時くらいまで休んで痛め止めを飲みメンバーと合流。

キッキンNIGHTに備えてダイソーでパーティーアイテムをGET。

ここまで来たら気合よ、気合、、
by Yazawa節(汗

僕は、よせばいいのにその時、ビールを開けていた・・・

午後4時にチェックインして部屋を割り振りし県外組みを待つ。
5時くらいに続々と白馬組みが到着。久しぶりの顔に挨拶して回り、
今夜のスケジュールを伝える。

そして、向えた前夜祭で僕は実は限界を超えて耐えていた。
ぎゃはは!笑いながら酒を注いで回り、あちこちで会話に加わるも
時折消えては一人、痛めた所を擦って天を仰いでいた。




☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆



〜本編〜

アバラがビッキビッキで密かに限界を向かえて居た僕は皆に気づかれないように部屋に戻った。
横になると楽だった。前日殆ど寝てないで色々作業したり、楽な姿勢で居たせいか僕は気づけば深い眠りに落ちていた。

朝五時に痛みで目が覚めた。

同時に窓を開けて外を見た。

YES!!

YES,YES!!!

コンディデョンGOOD!晴れ間もあるよ!!


僕は心躍ったね。

まあ、痛みはあるけれど、そんなのは気合だよね、気合ww

痛み止めを飲んでゲレンデに着きせっせと準備をしてると続々と仲間が集う。

駐車場に行って見れば、スクート、スクート、スクート!!!

たまんないよね?最高じゃん!

すでに滑ってる人も何人かいた。
口々に皆が言う。

最高だよ!この時期にこの雪!

このスキー場おもしれーよ!

たまんねーー!


その皆の言葉を聞いてるだけで僕は嬉しくなったね。

その後、開会式は定刻から30分遅れるも無事に行われた。
今回、諸事情でISF園が来れなくなったが、その分フリーランを増やした。

まずはお決まりのバニホ日本記録保持者(1m)の我満監督のバニホ講座。
監督が唯一、1mを飛んだのは昨年の第二回のイベントの田沢湖。
それまでの最高が95cm止まりだったのでコレは嬉しい話しだよね!


ん?

まてよ?

1mの日本記録保持者ってことは?

バニホコンテストって他国ではやって無いような話しだったから、事実上の世界記録保持者だよ!

来たよコレ!世界記録保持者のバニホ講座なんだよね!
よし、来年はギネスに申請してみよう!(本気で考えてます)


んで、その監督の講座は実に的確適切なんだよね!僕も混ざってピョンピョンしたかったが
アバラに宜しくないので自ら人柱になるべくチェリーマンさんと監督のデモの為に寝転ぶ。
監督を信頼してるからこそ出来る!!

まあ、そんなこんなでデモ開始。いとも簡単に僕等を余裕で飛び越す。

湧き上がる歓声!!

「おおお!!」
「すげーー」
「さすがぁーー!」

そして、飛ぶよーって感じで今度はキッカーへ移動。

僕が前週に試走した時とは違い、あいにくの向かい風で思うようにスピードが乗らず
ツワモノ揃いの白馬組も苦戦で1本目はフラット落ちが多い。

しかし、
北の方の国からやってきた「渡部泰文」(なべっきー)は一味違ったのを僕は見逃さなかった。
他の人の滑りを見てスピードが乗らないのが分かると、風を避ける意味とスピードを乗せる意味で、
思いっ切り、しゃがみ込んでキッカーに全チョッカで進入!

飛び出しで一気に立ち上がり強めにバニホで合わせる。

高い!

今までの人よりも明らかに高さと速度があった。

でも、風に押し返され空中で一気に速度が落ちた。

あれでも届かないのか?

と思った瞬間に彼は、ピークでさらに思いっ切りこれでもか!くらいに差し込んでXーUPを決め込んだ。
そしてただ一人、一回目でランディングまで届いた。

僕はシビレタね!

ただのエロじゃないよって思ったよ(笑

実は彼は昨年の第二回目が終わって僕が映像を送った時にすでに今季のエントリーをしてくれていた。
そう、彼のエントリーは昨年の5月だったよ。そして僕等が新春に北海道遠征をした際にわざわざゲレンデに
僕に逢う為だけに足を運んでくれた。しかも家族旅行を抜け出してね。熱い男だよ「渡部泰文!」

そして、二本目ともなると苦戦しながらも皆、合わせてくるあたりは流石と言った感じだった。

てっっちゃんなんかは耳たぶのトラウマ?をものともせず楽しげにインバート入れながら飛んでたし、
何気に僕的には珍しく感じるアンソニーの飛びも見れた。

まあ、そのなかで一人せっせとハイクしながらテールを雄叫びあげながら回してた山形の海老名クンは
笑わせてくれたんだけどね♪

ちなみに、海老名ってね、コーヨーの事ww




そしてお昼な訳だが大食いの僕が実はラーメンだけでしかも残していた。
もちろんビールも飲んでない。

そうだね、、

実は痛みがおそってた訳。

しかし、気合を入れて午後の部に突入!

自由に楽しむ事が目的のこのイベント。
バニホコンテストの脇では白馬組が発射台!を作成して次々に発射していたww

そのバニホコンテストだが、、、

バニホコンテストでは思いのほか皆さん飛んでくれるので進行上、一気にバーを上げていた。

そしたら、ウチのミズトと椎名が泥試合のようにサドンデスしまくり・・・
でも、今季始めたばかりのルーキーが二人とも55cmだよ。。
決着が付きそうにないから、二人ともBクラス優勝。

んで、やってきたエキスパート組。
エキスパート組は60cm発車!
大体が撃沈していく中で今年も最後まで残った、王座と監督。
王座は80cmクリアで消えて今年も監督の優勝(三連覇!!)が決まり後は記録への挑戦!

85cmクリア
90cmクリア

ここで監督が入念にバー付近を慣らし始める。

やはり、ここからが監督にとっては勝負所なのか?
一度目の95cm。

タイミング合わずにバーが落ちる。

二度目。

思いっきり引き上げられたフロントは10cm以上余裕をのこしてクリアした。

湧くわけよ!!

「おおおー!」ってね。

最終的には昨年の1mをクリア出来なかったがそれでも95cmは尋常じゃないよ。

監督の雄姿が今年も僕の目に焼きついた。

残った時間はコレでもか!!くらいに自由にフリーラン。
アチコチに散らばるスクートライダーの群れに僕は心躍ったね!
そんな僕はと言えば、コケたら激痛必死なので一人コッソリと今回は滑ってたくらいにして。
でも、残り時間も少なくなって来た時にTOPまでノンと上がったわけ。
そこで、BOSSと先生と一緒なってね、激しく雄叫び上げながら「俺たちキワ族!」と最高に
楽しげに滑ってる姿を見て、今年も開催して良かったな〜と痛切に思ったよ。


撮影会。
もはやスクート界に置いて僕の右に出る奴は居ないだろう。
あの芸術的なスクートの並べは実はコツがあるわけよ(^^♪
並べたその数、53台!!
携帯やデジカメのシャッターが、この日一番とばかりに切られるw

そして、

閉会式。
まずはバニホの表彰!
Lクラス(レディースと初心者)優勝 ひろみん&MIYA
記録30cm

Bクラス優勝 ミズト&椎名
記録55cm

Aクラス優勝 神林
記録60cm

Eクラス優勝 我満監督
記録95cm


今回は賞金付き♪


そして、、
協賛各社、各人から頂いた協賛品の大抽選会!!
エントリー時に配布したトランプを使い次々に皆に当たる!!
洗剤、青森りんごジュース、マグロTシャツ、浄水器、体脂肪計ETC

ナベッキーをサポートしてくれてるKICKSからは帽子の数々
ホンダハートからは様々なバイク用品、
JYKKからは多数のDVDとなんと、新車のBMX!!

でも、何気に、、

人気が高かったのは僕の提供の秋田こまち5kgだった気がするww

ひろみん、美味かった?(^^ゞ

笑いを取った気がするのはコレも僕の提供のYAZAWAタオル。
取り出した瞬間に、でたーー!見たいな笑いが起きましたよww
でもコレは2003年のYAZAWA初のアコースティックLIVEの時のモノ!
会場でなければ買えないレア物!!おやZOOさんが、激しく、
「それ欲しいーーーっ!」て叫んでましたww

でも、

アンソニーに当たりました。
アンソニーYAZAWAタオルにはYAZAWAのスピリッツが詰まってます。
是非、愛用してください♪

そして、最後の最後にやってきたのはJYKK提供の新車のBMX!!

これは抽選ではつまらないと考えた僕は、僕VS全員のジャンケンで最終勝者に差し上げる事にした。
引き分けは無し、勝ちのみが、次回へと進むジャンケンの先には新車のBMX!

熱いわけですよ。エントリー費用500円でBMXですからww

最終3人くらいまで残るが最後で僕に皆負ける。
そして三度目に見事僕に勝ってBMXを手にしたのは地元秋田のライダー♪
実に熱いジャンケンでしたww

と、

ここで大抽選会が終わりと思いきや!!

北の方の国から来た「渡部泰文」が僕に耳打ちした。


「会長、、僕の今来ているKICKSのウエアを今シーズン終了後が条件だけど提供します!」


なにーーーーっ!?

僕は耳を疑ったよ。

それを、僕はすぐさまBMXの抽選で盛り上がった皆に伝えた。

今度のジャンケンは負け抜け!

あいこ、勝ちは×

ナベッキーに負け続ければ09モデルのKICKSのウエアが手に入る!

思わず僕も参加したwww

一度目に勝ち上がった10人ほどを見た瞬間、ナベッキーは言った。
「なんだよ?身内だらけじゃん。。」
「はい、やりなおします!!」

うはあーー、いいぞ、なべっきーー!!

またまた、閉会式会場が沸く!!


そして二度目、最終的にナベッキーに負け続けて09KICKSウエアをGETしたのは
ホンダハートのタクミさんだった♪

実はウチのミズトがかなり激しく欲しがっていたのが実に印象的でしたww


そして、最後に、

なべっきー
監督
王座
アンソニー
KENさん

より言葉を頂く。

JYKKのKENさんが言った言葉が僕には印象的だった。

「ここに居る一人一人が一人の友達を引き込めばその数は二倍になります。
今後もスクートの発展のために頑張っていきましょう」

そう、僕が求めてる何かがそこにもあった気がした。そんな言葉だった。

そして、別れ際の最後にが今年もハコ乗りを披露したことはナイショにしておきますw



何かを始める時に先に歩み出す事に躊躇してはいけない。
誰も歩まないならば、僕が歩んで行く。そう思い立って
秋田で熱くスクートを引っ張って三年目。
絆と呼ぶには恥ずかしい気もするが、この繋がりを僕はこの先も大切にして行きたい。


参加50名の皆様本当にありがとうございました!


ENJOY SCOOT!

スノースクート
このスポーツを「絆」で繋がる仲間と共に・・・

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