プレコの故郷…南米大陸

【アマゾンの水質考察】

熱帯魚のキーパーならば気になるのは生息地の水質でしょう。
水質の基礎ペーハーについては「ph」と表示されます。
中性“7”を基本として、それより上を「アルカリ性」、下を「酸性」と言います。
淡水熱帯魚飼育に関しては、いずれの性質にも極端にならないように調整を行い、「弱酸性」「弱アルカリ性」という範囲での飼育となります。
アマゾン河の水質というとタンニンをタップリ含んだブラックウォーターで「弱酸性」のようなイメージがありますが、以前「某国営放送」の番組で見たところ「黒い河」「白い河」「透明な急流」の分けられるように見えました。
因みに、番組内で確認した「ブラックウォーター」に生息する魚は「メガロドラス」と「パナクエ」です。ロイヤルプレコというと溶残酸素タップリの水流強め水槽…というイメージでしたが、成体になると「必ずしもそうでは無い」ものだなと実感したものです。
もう一つ、「水源」についてですが、「雪解け水」「雨水」「地下水」が考えられます。
いずれの場合にも「大地」という自然界のフィルターを通り河に流れ込む訳ですが、こうなると「地質」も「水質」に影響を与える事も考えられます。
南米大陸の北端(といっても赤道付近)ベネズエラを流れるオリノコ河…
ベネズエラでは「炭酸ナトリウム」が出土するそうで、埋蔵量相当の影響が河に出るでしょう。
炭酸ナトリウムの影響があれば、ph8は超えるでしょうから「弱アルカリ」になる可能性があります。
ネグロ河は代表的なブラックウォーターですが、「ポロロッカ」とよばれる月の引力の影響による河の大逆流により海水の影響がある…となれば、これも弱アルカリ(弱酸性と混ざって“中性”かも)の可能性有りと言えます。
シングー河は高い透明度を誇る河だそうですが、ベネズエラの隣国ブラジルの河川で透明…となれば「中性+アルカリ=弱アルカリ」の可能性が高いのではないでしょうか?
いずれにせよ、あれだけの広大な大陸の雄大な河川。
場所により「弱酸」〜「弱アルカリ」があると思われますが、経験上「弱アルカリで好調」は自信を持って言えます。
時には、プレコ以外の情報収集をしてみて下さい。
南米大陸の気候、開発事情、産業、そして「そこに暮らす人々」
色々なトコロに熱帯魚飼育の「ヒント」は隠されているものです。

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