図書室

同士にトラウマ
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――空き教室

「ここなら誰か来るなんてことないわね!」

自分のノートパソコンに見つけたDVDを挿入し、音源を小さくし、椅子に腰かけDVDを見だす。

「よぉし!再生ー」

『今日のムキムキ天国の主人公はこの方だー』

DVDの中の司会者の言葉と共にライトが主人公の方に浴びせられた。

「狽ヲっリューヤ!?え?え??」

主人公とは日向龍也のことだった。

月宮先生にとって日向龍也は、同じアイドルであり、早乙女学園の同僚の教師でもある人物だ。

『そして今日のお相手はこの人達だ』

筋肉ムキムキな人たちが2,3人現れた。
目を見開きながら見る月宮先生

『では、始めてください!It'sshowtime!』
と言うと司会者は消え日向先生の顔がアップで映し出された。

『や、優しください///』


「うぇ…リューヤきもい……っ」
一瞬、背筋に冷たい汗が流れた

「嫌な予感するし…つーかリューヤが優しくしてくださいとか言うかよ」

言葉使いがだんだん男に戻ってきている月宮先生
文句をかましながらもちゃっかりと見ている。

『じゃあ始めるぜ』
『はい』

「狽ーっ」

嫌な予感は的中した。

日向先生とムキムキ1号がキスをしだす
それに負けじとムキムキ2号は体を弄りだす。

『っ…んっ…あんっ…』
「やべぇ…気持ち悪ぃ…もう無理消す」

あり得ないだろと言うような顔でDVDを取りだし、直ぐ様DVDのあった場所へ埋め直した。


あれから月宮先生は日向先生に見られたり、呼ばれたりすると顔は青ざめて縮こまってしまい苦手意識をだしてしまうようになった。

「あ、おい」
「藩ッ…リューヤな、何?」
「だからその呼び方やめろってか顔色悪いぞ?」
「そそそそんなことないわよ!!」

日向先生に叫ぶと月宮先生は消え去るよう逃げていった。

「?」

日向先生は日向先生で何も気づいていない様子だった。

「…なんな




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