「…あっ…神宮…寺…っ」 「レン、だろ…?…真斗…」 聖川の耳元で囁く神宮寺。 その声は酷く妖艶で、聖川の理性は掻き乱された。 あの紫色のベッドの上で 聖川は神宮寺に攻め立てられている。 神宮寺は、怒っていた。 「なぁ…、なんでシノミーと出掛けたの?」 「なんで…って…四ノ宮とは同じクラスで…、」 「言い訳なんて、やめてくれないか」 神宮寺は先刻から指で弄ぶだけだった聖川のそこに自分のそれを突き立てた。 「…っい…!や、やめろ…っ!神宮寺…っ!」 いきなりのそれに、身体を震わせて堪える聖川を見て、神宮寺は微笑を浮かべながら深く突いた。 「っあ!…神宮寺…ぃ…頼む…っ抜いてくれ…っ…」 口を塞ぐ手を神宮寺に拘束され、顔を横にして涙目で懇願する聖川。 「っ、お前のその態度、エロいんだよ…!」 エロいのはお前だ、と思いながら聖川は神宮寺の与える苦痛に堪え続けた。 そしてお互いに限界が近付いた時、 神宮寺が荒い息と共に言葉を発した。 「…っごめん…俺は…嫉妬深いんだ…っ…聖川が…真斗が…他の奴と話してただけで…どうしようもなくなるんだ…」 聖川は飛びそうな意識の中、溜め息をついた。 「…馬鹿だな、お前は…っ」 「…真斗…っ」 「俺は…お前以外…愛していない…っ、こんな風に…乱されていいのも…っ、お前、だけだ…レン…」 「真斗…!っあ…!」 「レン…っ…!」 共に果てて、ベッドで横になる。 「…お前は、嫉妬深いんじゃなくて、恐れているんだろう。自分の元から、親しい人が消えてしまうのを…」 「そうかも知れないね…」 神宮寺は息の整わない聖川の髪を撫でた。 その手を聖川が優しく握った。 「心配するな、俺はお前から離れたりしない。何があっても…だ。」 普段の仏頂面とは違う甘い表情に、神宮寺は笑声を漏らした。 「…なにが可笑しい」 「いや?…可愛いなぁって思っただけだよ」 神宮寺から軽めの口付けを交わした。 「俺はお前が居ないとおかしくなりそうだ」 「これ以上おかしくなられては困る。…俺がずっと側に居てやる。」 『……好きだよ……』 #求めあう同室〜御曹司編〜 作:御巫ここあ [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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