1/1ページ目 「蚊乃、っ」 「ん…っ。もう、イく…っ!」 久しぶりに那月が家に来た。 といっても月に一度か二ヶ月に一度、突然やってくる。 決まって雨の日 那月は今日もいつものように雨に濡れてやってきて私が作ったご飯を食べて私を抱く。 いつものような優しさは欠片もない、 荒々しく、下衆い。乱暴だって普通だ。私はこの人のてきとーな人形。 「なっちゃん?もっと遊ぼ?」 「えぇーしょうがない子ですねえ、今日はこれで我慢してくださいね?」 路地で会話してる那月と女の子。 私の前では一切ない笑顔、優しいキス。 砂月ではないけれど私には殺気しかない。キスもしない。 ただ強姦そのものに満足するで私を器にする。 一ヶ月、二ヶ月に一度しか来ないのも毎日女の子と優しく過ごしているから。 話を聞こうとしても、黙れとしか返されない。 基本会話はしない。というよりはできない。キレているから。 「・・・。」抱いた後無言で家を出る。これもいつものことだ。 昨日あんなに殺気で私を殴り蹴りした那月はまた違った女と歩いている。 私に見せたいのか、なんて少し考えてそれはないと、確信する。 その夜、珍しく2日連続で家にやってきた那月。 いつも以上にイラついているらしく、入ってきてすぐに私を蹴り出す。 容赦はない、殴るのも蹴るのも死ぬぐらい本気だ。楽しむ余裕なんてものは一瞬もない。 きのすむまで蹴ったあと無理やり抱く。フローリングだがおかまいなしで。 私からでる液で床が汚れてぬるぬるしていく。 全てが終わったあと私の家から無言で出ていく。 私は服を着る暇もなく開け放したドアの先にいる那月を見つめる。 那月が歩いてドアから出て、てすりにのぼった瞬間、全ての力が抜けたように落ちていく。ここは高層マンションの上の方だ。 よれてはいるが服をまとい終えていた私が目にしたのはその瞬間だった。 驚いて外へでる。下をのぞく。スローモーションで見え、脳裏に焼きつく映像。 那月が落ちていく。 愛する人が目の前で落ちる。 やがて鈍い、確かな音が耳に残る。 見える赤。見ていられないようなぐらいぐちゃぐちゃに飛び散った体。 いつも通りの日々が、終わった。 end. 作風をがらっとかえてみたよ? ラストにてへぺろ♪ 逢守斗でした! [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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